ついに推しの香水が届いた話
推しの香水がついに届いた。
Danceさんにキモオタ特有の早口を聞かせるという暴挙を働いた末に出来上がった調香師の努力の結晶みたいなやつがついに届いた。
震える手でゆうパックの封を切る。
引きこもり陰キャなのであんな紙切れさえも満足に破けない。ケイン・コスギは正しかった。筋力は必要である。
デュフデュフ言いながら封を開けたら、プチプチでギチギチに包まれた香水瓶が現れ、まだ匂いも嗅いでないのに「ヴワ゛ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!」と叫ぶオタク。
焦っているのでプチプチが全くと言っていいほど取れない。ムカつく。カス。
私と簓さんの逢瀬の邪魔をするんじゃあないよ。
香水の他には、パンフレットと、ファーストノート/ミドルノート/ラストノートに使用した原材料が書かれている用紙も入っていた。
タイトルはもちろん
"白膠木簓 様の香り"
である。
おもしれー女(笑).....
猿の知能テストみたいな手つきでようやく開封を終え、香水の匂いを香ったのだが
言葉では形容しがたい現象が起きていた。
白膠木簓という男が、ここに詰まっている。
人生、性格、私にしか見せない僅かな内面の移ろい。
全てが伝わってきた。
最初は 甘いムスクの香りがふわりと鼻腔を擽るが、よく香ってみると柑橘類のようなさわやかさや、程よく渋すぎないウッディー(バズの方じゃないやつ)さが主張しつつも、バランスを保っている。
香り自体の印象はユニセックスといったところ。
香りから連想される色は 茶色や、深緑。
もうわかったと思うが、そう、白膠木簓なのである。
おそるおそる手首につけてみたのだが、白膠木簓とデートした直後の手の匂い(もちろん、手を繋いだってことだヨ!)になってしまい、オラウータンのような動きで家中を駆け回った。
そして、部屋にもまいてみたが、先程まで白膠木簓がいたような雰囲気が演出されてしまい、
逆にこんな狭くて汚ったない家にお通ししたことを悔やんでしまうという意味のわからない現象が起きた。
Twitterでオタクが風呂にシュッとしておいて入るとヤバいと言っていたので4プッシュくらいしてみたが、そもそも私の場合一番風呂ではなく お風呂のほかほか蒸気さんがムンムンだったのであっという間にかき消されてウケた。
一番風呂じゃないと意味ないらしいわ。
なので
自分のベッドと抱き枕にかけてみることにした。
I know.ここまで来てしまえば戻れないことなど 分かっているのだよ。
よぉし撒くぞ~☆ミなどと ハッピーなテロリスト如くベッドに来たはいいが、先程の「汚い空間に簓さんを呼んでしまった痕跡を自らの手で作り上げる」という過ちを思い出し、とりあえず布団が梅雨前線になるくらいまで"無香料"のリセッシュをかけまくった。無論、抱き枕にもである。
そして、ダイソンの掃除機で布団を吸いに吸いまくった。無造作に置いていたイヤホンが吸い込まれて
第三次世界大戦みたいな音がなって死ぬかと思ったが命に別状はない。
いよいよ、就寝の刻ー.....
プシュッ.....
?!?!?!?!?!?
今をときめく
お笑い芸人の
白膠木簓さん!?!?!
そう、私のベッドは
『汚ったない喪女の棺桶』から
『白膠木簓と同棲している寝室のベッド』に早変わりしてしまったのだ。
こんなことがあっていいのだろうか?
今は白膠木簓に抱きしめられている、という設定で背後に抱き枕を置き、このブログを書いているが、
正直QOLが上がりすぎているので、この香水が無くなった時が私の命日になるのではないかと危惧している。もし盗まれたりとかしたらほんとに"殺"しちゃうかもしれない....(暗黒微笑)(Twitterのアカウント名はクロ)(ファッションレズ)(無地のフード付きパーカー)(陰キャ)
マジで最高
もう最高すぎてやばい
推しが今日も尊い
全ての生命に感謝。